投稿

・・お腹の筋肉を絶えず緊張させて・・・

  Nice Beat Festa にお越しいただきありがとうございました。 おかげさまで会員様に加え外部の方にも大勢お越しいただき、無事盛況裡に終了できました。   松山幸弘先生(浜松医大整形外科教授)と室伏由佳先生(順天堂大学准教授)のトークは大変わかりやすく勉強になりました。加齢に伴う姿勢や動きの衰えを防ぐために、如何に運動と栄養が重要かを、臨床的な研究や、医師やアスリートとしてのご自身の経験を踏まえご説明いただきました。骨密度の低下を防ぐことに加え、骨と骨をつなぐ関節周囲の筋肉の強化も必要で、筋肉が脆弱化すると脊椎を構成する骨と骨の間の間隔が狭くなることにより神経を圧迫し腰痛や痺れのような神経症状が発現したり、脊椎骨の圧迫骨折による腰曲がりが発症するとのことです。体幹の筋肉を鍛えることが大事ですね。松山先生は日々のトレーニングの重要性を愛知県東栄町での研究成果とともに紹介されました。ほんの少しの運動でも3ヶ月継続することにより、筋力が増強するだけでなく歩行速度も速くなるという結果でした。背骨を支える筋肉は良い姿勢を保つことでも鍛えられるそうです。室伏先生からは大きい筋肉だけでなく身体の深いところに位置する深層筋の鍛錬も重要で、その方法も紹介いただきました。   骨密度の維持にはカルシウムの摂取と日光浴によるビタミン D の活性化、また大腿骨や下腿の脛骨、腓骨への垂直方向への刺激が必要で、ウォーキングやジョギングが効果的とされています。松山先生は骨密度の低下による骨粗鬆症の際にはお薬も効果的で骨折のリスクを抑えることができるとお話しされました。これは長年骨のカルシウム代謝を研究してきた浜松医大整形外科の研究成果です。   やはり大切なのは日々のトレーニングですね。室伏先生は今も色々なトレーニングを実践されているそうで、朝起きたら腹筋に力を入れてそれを1日継続するということを毎日継続されているそうです。あの Nice Body の維持とピシッとした姿勢の秘訣ですね。私も腹筋トライしてみました。が、継続できるのは意識してから30秒か1分くらいですぐに忘れてしまいます。また思い出しては腹筋に力を入れ2−3分。この繰り返しです。さてその効果は??? まだまだ先ですね、結果が出るのは・・・。    ...

ビルドアップ・ナイスビート浜松:新規マシン導入

 ナイスビート浜松は開設後5年が経過しようとしています。 開設当初より会員の皆様にご満足いただけるようスタッフ一同不断の努力をかさねて参りました。改めまして変わらぬご支援に心より御礼申し上げるしだいです。   ナイスビート浜松は最新鋭のマシンを数多く揃えてスタートし、広い空間でマシンの順番待ちをすることもなくスムースにご利用いただいております。また日々のスタッフのきめ細かいメインテナンスと定期的な一斉清掃活動により開設後も安全・安心の環境整備に努めて参りました。会員様方からは高い評価をいただいております。   この度会員数の増加、及び会員様の要望の多様化に対応するべく、新規マシンを導入いたします。これまで要望が高かったウェイトトレーニング関連の機器と、既存の機器でも使用頻度の多いものに関して関連機器を充実させます。進化するナイスビート浜松として皆様に満足いただけるものと期待しております。   ナイスビート浜松では、機器と施設の充実に加えスタッフも成長すべく日夜努力しております。会員の皆様に楽しく充実したトレーニングを継続していただけるよう、今後もスタッフ一同尽力して参ります。また10月12日、13日には記念イベントも準備しています。こちらもぜひお楽しみください。   進化するナイスビート浜松、躍進するナイスビート浜松、ビルドアップ・ナイスビート浜松を今後とも何卒よろしくお願いいたします。           ナイスビート館長 浦野哲盟

-- 暑い日が続きます。--

最近の夏の暑さは尋常ではないですね。   気象庁によりますと、日本においては最近の 100 年間で平均気温が 1.5 度上昇し、最高気温が 35 度以上を示す真夏日の日数も 2.1 日増えているそうです。しかしこれらを最近 40 年間で見てみると、その増加度はこれらの 2 倍以上高くなり、最近の肌感覚に近づきます。昼間の暑さには恐怖を感じますね。   この暑さの中での運動あるいは作業は、まさしく命の危険につながります。日中を避けた運動をお勧めしますが、作業はそのようにできるものばかりではありませんので、十分な対策が必要になります。本年 6 月 1 日からは、労働安全衛生規則が改正され職場における熱中症対策が義務化されました。気温等の作業環境に応じて作業量を減らすとともに、十分な休憩を取れる環境を作りなさいということと、十分な安全教育をしなさいというものです。   運動中や作業中はエネルギー産生と筋収縮による熱産生が高まるため、安静時に高温に曝されるよりはるかに熱中症の危険が高まります。また熱中症発症後においても体内での熱産生は継続しているので、腎臓、肝臓や脳などの多臓器障害を合併し不幸な転機を迎える危険が高いのです。十分な水分、塩分を摂ることは無論必要ですが、基本は十分身体を涼しいところで休ませることです。そして、応答がおかしいとか、フラフラしている等、少しでも神経症状が疑われる場合はなるべく早く医療機関を受診することです。そのような内容の動画( https://youtu.be/Gw3lZutt9-0 )を作成しましたので、興味のある方はご覧ください。   暑い中、熱中症をよく知り、十分な対策をした上で、さわやかに運動を楽しみましょう。          令和 7 年 7 月 29 日  Nice Beat 浜松館長 浦野哲盟      

平均寿命、健康寿命、幸福寿命

  最近厚労省から公表された「健康寿命」は男女とも静岡県が第一位(男性は 73 ・ 75 歳、女性は 76 ・ 68 歳)だそうです。平均では、男性は 72 ・ 57 歳、女性は 75 ・ 45 歳で、 19 年の前回調査から男性は 0 ・ 11 歳短くなり、女性は 0 ・ 07 歳延びました。コロナ感染症で「平均寿命」が短縮し男性では「健康寿命」も短くなったと説明されています。「健康寿命」とは健康上の問題で日常生活を制限されずに過ごせる期間のことで、平均寿命との差は「不健康な状態で過ごす期間」と想定され、厚労省はこれをできるだけ短縮すべくさまざまな方策を練っています。「健康寿命」は 3 年ごとに公表され、今回のデータでは平均寿命と健康寿命の差は男性で 8 ・ 49 年、女性で 11 ・ 63 年で、共に前回(男性 8 ・ 73 年、女性 12 ・ 06 年)より短くなりました。健康意識の向上、生活習慣の改善、等々意識改革の賜物ではないでしょうか。   Nice Beat 浜松、オアシスクリニックは利用者各位や地域の方々の「平均寿命」「健康寿命」の増進を理念に掲げて活動しています。本邦における死亡率で「がん」と並んで上位を占める「心疾患」や「脳血管疾患」は生活習慣病が発症の基盤となっており、脂質異常、糖代謝異常、高血圧、肥満を解消することでその発症率を格段に下げることが可能です。オアシスクリニックに健康診断で来院される利用者さんが運動や食事習慣の改善で数値が改善することは、職員にとって大変大きな喜びであり励みです。また Nice Beat 浜松の利用者さんが日々のトレーニングにより、体組成が改善したり健康診断の結果が改善することも、職員にとって大きな喜びになっています。これからも利用者の皆さんと一緒に健康増進に関わることができればと願っております。  「健康寿命」という言葉に少し違和感を感じることがあります。「健康寿命」は国民生活調査で「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」という質問に対して、「ない」という回答を「健康」とし、「ある」という回答を「不健康」として計算されています。他にも、「日常生活動作が自立している人」を対象とするという定義もあり 、 具体的には介護保険において要介護 2 以上の認定を受けていない人を健康とみな...

開設5周年のご挨拶

    Nice Beat 浜松は開設5周年を迎えます。これまで支えてくださった会員の皆様や、多くの関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。     Nice Beat 浜松は「地域の皆様の健康と福祉に貢献する」という明徳会の精神に則り、地域の皆様に親しまれるフィットネスジムを目指すとともに、併設するオアシスクリニックとの連携により厚労省の健康増進のための運動施設(運動健康増進施設)としての認定を受け、脂質異常や高血圧の運動療法、メタボやフレイルの予防、心筋梗塞や脳梗塞後の機能回復等を目的とする医療連携フィットネスを目指しています。コロナ禍では来館を躊躇される方もいらっしゃいましたが、その平穏化に伴い、入会者数、再入会者数も増えて参りました。ご入会にあたっては会員様それぞれの目的をお聞きした上で事前の体力測定およびメディカルチェックの結果を参考にトレーナーが最も適したトレーニングメニューを紹介しております。多くの会員様がトレーニングを長く継続して成果を出しておられこと、また1日の施設利用者数が平均すると総会員数の半分近くに上ること、いずれも会員の皆様の熱意の表れであり、私どもも大きな刺激を受けております。    会員数の増加に伴いいろいろな問題点も出てきておりますが、会員の皆様にご満足いただけるよう職員一同誠心誠意尽力いたしますので、今後とも変わりなくご愛顧いただきますよう心よりお願い申し上げます。    最後に、本施設の開設・運営にご尽力いただいた臼井縊明徳会前理事長が本年10月他界されたことをご報告いたします。心よりご冥福を祈りますと共に、ご遺志に添い地域の皆様の健康と福祉に貢献できるよう職員一同尽力することを誓います。       令和6年10月23日  Nice Beat 浜松館長、オアシスクリニック院長 浦野哲盟

日が長くなりました。

 日の出の時間が早くなり、早朝の walking が楽しくなってきました。夕方も walking 、 jogging の人を多く見かけます。皆様の日々のエクササイズはいかがでしょうか。  4月から5月は定期健康診断で十全オアシスクリニックを受診される方が多くいらっしゃいます。私も着任して2年目になりますので、2回目あるいは3回目の面談になる方達も多くいらっしゃいます。  面談では検診結果をみながら運動・食事療法についてお話ししています。健診を受けられる方の多くは健康に対する意識が高く、数値を示しての説明には真摯に耳を傾けて下さいます。面談した方達が努力されて、半年あるいは一年が経過して結果が改善しているのを見るのは大変嬉しく感じます。やはり誰もが報酬があると嬉しく頑張れるものですね。受診された方は血液の数値が改善すること、体組成の内臓脂肪が減少すること、筋肉量が増えることがご自身の日々の努力への報酬ですし、我々にとっては、面談した方のその様な改善が褒美であり、大きな励みになります。  無論改善されている方だけではありません。健診があるから二週間前から努力し始めたという方もいらっしゃいます。また、「言うは簡単だけどね・・」と、体重増、腹囲増、コレステロール増の方も中にはいらっしゃいます。でもいいのです。少なくとも健診はきちっと受けていただいて自覚していただければ・・。またしつこく運動、食事の重要性をお話しして改善を目指していただいております。そうやってしつこく繰り返さないといけないのは、実は自分自身に対してでありまして、私自身も年に何度も体重の増減と、落胆と満足を繰り返しております。しかしながら、懲りずに、「継続は力なり・・」と付け加えさせていただきます。   令和4年6月6日  浜松 Nice Beat 館長、十全オアシスクリニック院長 浦野哲盟

Nice Beat 浜松からのお便り

 皆様こんにちは。 Nice Beat 浜松、十全オアシスクリニックもすでに2周年を迎えました。会員や利用者の皆様の日頃のご支援に心から御礼申し上げる次第です。開館、開院後しばらくしてコロナ禍となり、利用者の皆様にも大変迷惑をおかけしております。当初の重症化の危険の高いアルファ株、デルタ株に続いて、重症化しないものの感染力の強いオミクロン株が今年は猛威を奮いました。感染拡大初期にはいくつかのアスレチックジムでのクラスターが報告され、利用者さんの足が遠のいたジムが多くありました。 Nice Beat 浜松では、頻回の換気、器具の消毒、 social distance 確保のお願い等を通じて従業員一同感染防止に努めてまいりました。また医療関係者の一員でもあることから比較的早期に従業員のワクチン接種が終了し、皆さんに安心して利用していただける体制を維持してまいりました。幸いなことにクラスターも発生しておりません。利用者の皆様のご理解とご協力に心から感謝する次第です。最近ようやくコロナ禍も落ち着いてきた様に感じますが、まだ気を緩めることはできません。引き続き感染防止に努力いたしますので、ご協力賜ります様お願い申し上げます。   Nice Beat 浜松は昨年厚労省より、運動型健康増進施設(全国で 323 施設:令和4年4月6日現在)、指定運動療法施設(全国で 217 施設:同)に指定されました( https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou04/01.html )。これにより施設の利用料が所得税の医療費控除の対象となります。「標準的な運動プログラム」を実践できる設備を有していることや「健康運動指導士」の配置、加えて安全な機器の配置や準備運動のスペースがある事等が条件になっています。国民の健康意識を高め生活習慣病の予防・改善、高齢者の健康づくりやスポーツ選手の競技水準の向上に寄与することを目的に、この様な水準の高い施設の普及を増やそうとの試みです。これにより、活力ある生涯スポーツ社会の実現と寿命の維持延伸に貢献しようということです。静岡県で両方の指定を受けているのは当施設を含め3施設のみです。その様な観点からも安心してご利用いただける施設であります。また認定施設ですので、他の医療費と併せて会費も医療控除の対象として申請して...